令和3年の子規命日は、台風一過の秋晴れとなりました。
休庵中の子規庵での糸瓜忌の催しはありませんが、せめて何か記念行事をしたいと、役員とボランティア17名で、子規庵と小園を大掃除しました。
育ち放題の雑草もスッキリとし、締め切りだった子規庵の中も爽やかな秋の空気が流れました。
子規庵の休庵は、ほぼ1年半となります。
公開再開を何度も考えながら、その度に感染拡大の波と緊急事態宣言、まん延防止が発出されました。
現在の変異種の感染要因を考えると、確かに子規庵で大声を出す方はほぼいませんが、狭い日本家屋の子規庵で、人との距離や寒い冬に向けて換気を十分にできるとは言えません。
お客様と我々スタッフ両方の安全安心のために、コロナの感染拡大が科学的根拠に基づいた収束をするのか、又は感染しても十分な医療が受けられる社会的な体制ができるまでは、公開に踏み切ることは難しそうです。
その日が来ることを心待ちにしながら、保存会は今後も維持管理を続けて参ります。
例年より開花が早い曼殊沙華は、昨日の台風で何本か折れてしまいましたが紅白の曼殊沙華が命日に合わせたように咲いています。
糸瓜忌記念清掃ですっかり奇麗になった小園と子規庵の様子は、もうすぐ開花する紅白の萩を待って来週にでもご報告させていただきます。
お楽しみに。
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