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第16回子規庵糸瓜忌特別展示のお知らせ

いよいよ、子規の命日である9月19日糸瓜忌が近づいてきました。

子規庵では、今年も恒例の子規庵糸瓜忌特別展示を開催します。

来年は子規生誕150年の節目となります。今年の特別展示は、プレ150年企画として子規庵寄託資料より新出資料「秋のはじめ賛評」を初展示いたします。

「秋のはじめ賛評」は、講談社版『子規全集』に収録はされていますが、発行時に原資料の所在が不明であったため、アルス版『子規全集』に拠って収められたものです。今回の原資料研究により、全集の不備や新たな発見等が多くみられました。

本展示では、全集との比較パネルや、国文学者復本一郎先生による研究結果を発表いたします。

この「秋のはじめ賛評」は、明治28年従軍からの帰国時に大喀血をした子規が、神戸の病院から須磨保養院に移った時に、友人中村不折から病気の子規を慰めるために贈られた画帳に対し、賛とその画に触発された俳句を記したものです。

今回の展示では、子規庵での子規の病との闘いを慰めた、友人弟子たちからの贈り物遺品も同時に展示いたします。遺品のステレオスコープの展示では、ガラスケース越しですが、子規が見ていた立体写真をご覧いただける配置といたしました。

是非、秋の一日を子規庵にお出かけください。

 

子規庵糸瓜忌

第16回特別展示 「病子規、無聊ヲ愉シム」

開催期間 : 平成28年9月1日(木)~9月30日(金)

休庵日 5日、12日、20日、26日

開庵時間 : 午前10時30分~午後4時 (昼休みなし)

入庵料 : 500円 (中学生以下無料・20名以上団体割引あり)

糸瓜忌チラシ表 糸瓜忌チラシ裏

またまた、新企画が始まります。

子規庵持ち込み企画第4弾が開催されます。
今回は、子規庵の空間での映写会です。
この9月の糸瓜忌に展示されるステレオスコープで、子規は立体写真を愉しんでいましたが、子規庵の6帖間にスクリーンを下げての映写会が当時できていたら、子規はどれほど喜んだでしょう。主催者側が定例開催も考えている企画ですが、今回はプレ開催として、紙芝居も行われます。

「根岸糸瓜座/お座敷映画会」

 開催日:8月27日(土)
17時半開場  18時開演
プログラム
1.紙芝居
紙芝居 廣島屋
「黄金バット 」
「熱球の誓い」
弁士/廣島屋(山城秀之)
2.活動写真
 image2弁士 山内奈々子
「キートンの文化生活一週間」
監督・出演  バスター・キートン
弁士/山内菜々子
(DVD上映+プロジェクター上映)
3.次回予告として
「台東区スケッチ」より約3分程度の8ミリフィルム。
木戸銭 : 1500円(小学生以下無料)
お問合せ・ご予約
    糸瓜座事務局 bokutoukinema@gmaii.com
   ※子規庵は休庵中のため、お電話はお受けできません。