過去のお知らせ

子規庵10月の臨時休庵のお知らせ

お陰様にて、子規生誕150年特別展示は、毎日たくさんのお客様を迎えております。

特別展示は9月30日までですので、残り8日の公開となりました。

中でも、仕込杖刀身は24日までの展示ですので、ぜひお見逃しのないように。

皆様のご来庵をお待ちしております。

 

特別展終了後、庵内整備の為、下記期間を臨時休庵とさせて頂きます。

 臨時休庵  平成29年10月1日(日)~10月2日(月)

10月からは通常公開となります。小園の秋の深まりを感じて頂きながら、子規庵の静かな空間をお楽しみ下さい。

本日より仕込杖と刀身を展示します。

子規生誕150年記念特別展示が始まり、2週目となりました。

初日から多くの皆様に、新出資料と子規遺品をご覧頂いておりますが、本日より、いよいよ仕込杖と刀身の展示を始めました。

錆び付いたまま発見された仕込杖は、当庵でも何度か展示し、他の館にも貸出をいたしましたが、鞘から抜いた刀身は生誕150年展示が初公開となります。

ご来庵者のご寄付を頂き、人間国宝本阿彌光州氏の手により輝きを取り戻した刀身は、日清戦争従軍に際し旧藩主より下賜された子規の侍の子としての矜持と誉れを物語ります。

 

又、特別展示2は、「子規文房四宝と仕込杖」と題し、子規遺品の中から文房具等を展示しておりますが、実は隠れた目玉展示があります。

子規の一番有名な横顔の写真を撮影した時に着ていた着物の布きれと『行脚俳人芭蕉』の付録の子規の手形です。

   

 

写真は白黒なので着衣の色まではわからないのですが、写真と着物布きれがあることで、当時の子規の様子が想像して頂けます。

展示の『行脚俳人芭蕉』は木版複製ですが、手形により、その手が触れた展示遺品のリアリティも感じて頂けるものと思います。

展示においで頂いた皆様が、ケースのガラス越しにではありますが、ご自分の手と手形を重ねられ、子規の手を感じていらっしゃる姿を多くお見かけします。