過去のお知らせ

特別開庵のお知らせ

子規の遺品・遺墨を保管する土蔵「子規文庫」の修復が終に完工いたしました。

令和元年12月に着工して以来、皆様に日本の土蔵の本格的な修復工事を見て頂きたいと願っておりましたが、新型コロナの感染拡大により子規庵は2年余り休庵をしております。

昨年5月、土蔵の屋根瓦寄贈には多くの方にご協力を頂き、100年後の改修工事へのタイムカプセルとして寄進した方のメッセージを瓦に書き込んで頂いてから更に1年。休庵の中で着々と工事は進んでおりましたが、ようやく令和4年3月末日を持って完工となりました。

多くの方のご協力により、本来の機能を取り戻し奇麗になつた土蔵を、是非皆様にご覧頂きたいと下記期間に特別開庵を行うことにいたしました。

感染防止の為、ご入庵頂く方の人数制限や検温、マスク着用等々の感染防止にご協力は頂きますが、初夏の一日を久々の子規庵でお楽しみください。

                   特別開庵

                 令和4年5月

        4日(水・祝)、5日(木・祝)、7日(土)、8日(日)

           午前10時30分 ~ 午後16時 (昼休憩はありません。) 

                 入庵賛助金   500円

尚、まだまだ高止まりの感染者数であり、新たな株や変異種も報道されております。通常公開には体制が整いませんので、特別開庵の後は、またしばらく休庵とさせて頂きます。

どうぞお気をつけてお出かけください。

子規庵は今暫くお休みさせていただきます

令和4年度となりました。

休庵も2年を過ぎ、何とか4月には再開をと考えておりましたが、第6波が高止まりの中でまん延防止等重点措置が解除され、2週間を過ぎない内に増加傾向となり、次のBA2への置き換わりや次の亜種出現との報道もあります。既に第7波の入り口との報道もされている現状での再開は諦めました。

大変ありがたいことに沢山の方から再開時期についてのお問合せを頂いております。開庵を待たれている方には大変申し訳ありませんが、今暫くお休みを継続し、ご来庵者と子規庵にとって良い形での公開をめざしたいと思います。

休庵が長期間となり皆さんに忘れられてしまうのではとのご心配もいただくのですが、子規没後120年を経ても元の場所で続いてきた(戦火焼失により再建ではありますが)子規庵ですので、2年余りの休庵は次の時代の子規庵に向けた準備期間と考えたいと思います。私たちは子規庵が存在する事の意味と子規庵の空間の力を信じています。

子規の文庫蔵である土蔵の修復工事も完了し、皆様に是非ご覧頂きたいと思っておりますので、通常公開はできなくても、何らかの方法を考えたいと思っております。

詳細が決定しましたらご案内をさせて頂きますので、よろしくお願い申し上げます。